仕事の生産性を左右する「良い気分転換」と「悪い気分転換」の違いとは?
これから起業を考えている人なら、会社で1日働いたあと、自宅に帰ってからも副業やビジネスの準備に携わることが多いでしょう。
長い時間働いて結果を出そうとするのは悪いことではありませんが、ダラダラと仕事をしていては成果に結びつかず、疲労が溜まっていくだけ。
目の前の作業に集中して取り組むためには、正しい方法で気分転換することが不可欠なのです。
そこでこの記事では、良い気分転換と悪い気分転換をテーマとして、実践すべき休憩テクニックを紹介していきます。
1日中働くなら、気分転換が不可欠
朝から夕方まで8時間みっちり働き、帰宅してから寝るまでの間も副業やビジネスの準備をする…。
このような1日をすごすことができれば、起業して成功を収めることも難しくないでしょう。
世の中の大半の人たちが1日8時間働くだけで疲れ切ってしまったり、「起業したいな」と思いながらも何も行動を起こせずにいます。
そんな集団から一歩抜け出して、仕事以外にも副業やビジネスの時間をしっかり確保する。
その方向が極端に間違ったものではない限り、必ず結果が出るようになるでしょう。
集中力は、使えば少しずつ減っていく
ただ、1日中働こうと考えた場合は、必ず気分転換が必要になります。
なぜなら、私たち人間の集中力というのは使えば使うほど減っていくものだからです。
誰にでも経験があると思いますが、朝起きてすぐの時間に本を読むのと、1日の最後の寝る前に本を読むのとでは、圧倒的に朝のほうが集中力が高まりますよね?
十分な睡眠をとってリフレッシュした朝の時間帯は、集中力が一番高いピークの状態です。
そこから仕事や家事などで集中力が少しずつ削られていくと、1日の最後の寝る前にはほとんど集中力が残っていないというイメージですね。
正しい気分転換で、エネルギーを回復しよう
この集中力は、正しい方法を使うことで回復させることができます。
たとえば、昼寝をするという方法も効果的ですね。
特にランチの後の眠くなる時間帯に、30分程度の仮眠をとることで一気に頭をリフレッシュさせることができます。
これが集中力が大幅に回復した状態で、午後からも仕事をがんばるエネルギー源になります。
昼寝以外にも、私たちが集中力を取り戻すための方法はいくつかあります。
良い気分転換の具体的なテクニック
高い集中力を取り戻すためには、次の3つのテクニックを使ってみることがおすすめです。
- ①ストレッチ
- ②散歩
- ③ホットアイマスク
それぞれ詳しく解説していきますね。
良い気分転換①ストレッチ
1日中イスに座ってパソコン作業をしていると、どうしても猫背になって筋肉が凝り固まってしまいがちです。
同じ姿勢のままでいると、脳みそへの血流も少なくなって、頭がボーッとしたり眠気に襲われたりする原因にもなるんですね。
猫背が続くと、腰痛や肩こりにつながってしまうこともありますし、目の疲れも強くなっていきます。
そんな状態を抜け出すためには、ストレッチで体を動かしてあげることが大切です。
腕や肩、首、腰などを中心にストレッチして動かしてあげることで、筋肉の凝りが和らいで疲労を軽減してくれます。
全身のストレッチのために一度立ち上がって体を動かすのがおすすめですが、座ったままのストレッチでもOKですよ。
良い気分転換②散歩
「わざわざ外に出るなんてめんどくさい…」
そんなふうに感じるかもしれませんが、集中力を高めてエネルギーを回復するためには、散歩が非常に効果的な気分転換になります。
近くの公園を通って緑の中を歩いたり、日の光を浴びたりすることが、脳機能を高めてくれることがわかっているんですね。
体を動かすことで体の凝りを解消する効果も得られますし、血流を良くするメリットもあります。
まずは5分から10分くらいの短い時間でいいので、家の外を散歩してみましょう。
良い気分転換③ホットアイマスク
長い時間パソコンやスマホの画面を見つめていると、目がしょぼしょぼしたり目の奥が痛くなってくることがありますよね。
こうした目の疲れは、脳が感じる疲労に直結するとされています。
つまり、目に疲れが溜まれば溜まるほど、「なんだか疲れたな」という感覚が大きくなるということです。
そんな感覚が集中力を低下させて、モチベーションを下げてしまうんですね。
逆に言えば、目の疲れを解消することで、疲労感を軽減できるということでもあります。
目の疲労を回復させるためには、レンジでチンして温めるタイプのホットアイマスクを使うのがおすすめ。
5分や10分程度の仮眠と組み合わせるのもおすすめですよ。
ついやってしまう?悪い気分転換の具体例
ここまでで紹介してきた良い気分転換以外にも、私たちがついやってしまう悪い気分転換が存在します。
- ①スマホいじり
- ②お菓子を食べる
- ③ネット通販
具体的には、この3つの気分転換です。
なぜこれらをやってはいけないのかについても解説していきますね。
悪い気分転換①スマホいじり
パソコンでの作業に疲れたとき、ついスマホを手に取ってSNSをチェックしたり、ゲームをしたりする人は多いと思います。
なんとなくスマホを使えばストレス解消になるような気がしてしまいますが、実際には目を酷使して疲労感の原因になってしまう気分転換なのです。
特にプライベートな目的のために使うSNSは、ストレスを解消するどころか新たなストレスの原因となり、集中力を低下させてしまうこともよくあります。
私たちが気分転換する際には、できるだけ画面を見ずに目を休ませることがポイントなのです。
悪い気分転換②お菓子を食べる
ストレス解消や気分転換のために、お菓子やジュースを食べる人も多いでしょう。
食べることが好きな人なら、それでエネルギーが回復するように思えるかもしれません。
しかし、スナック菓子や甘いジュースなどに含まれる糖分は、私たちの脳みその血糖値を急激に上げて、急激に下げてしまう効果があります。
血糖値が上がると確かに集中力はアップするのですが、その効果はごく短時間。
むしろ、満腹感からくる眠気と合わさって、集中力が大きく低下してしまうリスクがあるのです。
それ以外にも、肥満や生活習慣病の原因にもなりますので、食べることで気分転換を図るのは控えたほうがいいでしょう。
悪い気分転換③ネット通販
何か嫌なことがあったときにAmazonやファッション通販サイトを開いて、衝動的にほしくもないものを買ってしまうこともあるかもしれません。
ネット通販は家にいながらショッピングを楽しめるとだけあって、ちょっとだけいい気分になるのには役立ちます。
ですが、長期的に見れば浪費や散財の原因となり、起業資金が貯められなくなったり、生活費が膨らんで家計が赤字になってしまう危険性があります。
お金を使う気分転換はクセになると非常にリスキーなので、仕事中の休憩には行わないことをおすすめします。
おわりに
というわけで今回は、フリーランスや起業を目指す人が知っておくべき良い気分転換と悪い気分転換について紹介してきました。
もし悪い気分転換をやってしまっているなら、今すぐに良い気分転換へと切り替えていきましょう。