積み上げ思考よりも逆算思考!ゴールから逆算して行動しよう
これから起業しようと考えているなら、どんな目標を設定して実行に移すかが重要になってきます。
正しい目標設定の方法を知らなければ、到底達成不可能な目標を設定してしまってモチベーションを低下させてしまったり、簡単すぎる目標のせいで前に進まなかったりすることがあるからです。
今回のテーマは、そんな目標設定に役立つ「逆算思考」という考え方についておつたえします。
逆算思考をマスターして、確実に目標を達成するためのテクニックを実践しましょう。
積み上げ思考で成功するのは、天才だけ
目標達成のための考え方としては、逆算思考の対義語として「積み上げ思考」というものがあります。
ゴールから逆算して考えるのが「逆算思考」だとすれば、ゴールは定めずにスタート地点から一歩ずつ前に進んでいくのが「積み上げ思考」です。
ゴールを決めないほうがパフォーマンスを残すタイプも
実は、この積み上げ思考で高いパフォーマンスを発揮できるタイプの人もいます。
具体的には、要領がよくてどんなこともそつなくこなす、天才肌タイプがこれにあたります。
彼らにとってはわざわざゴールを明確にするまでもなく、自分にとって目指すべき方向が直感で理解できています。
そのため、こうした天才肌タイプの人にゴールや目標を強制してしまうと、むしろ能力が制限されて結果が出にくくなることもあります。
ただし、世の中の大半の人はこの天才肌タイプには該当しません。
もしあなたが天才肌タイプだったとしたら、このブログの記事を読むまでもなくビジネスで結果を残し、とうの昔に成功者になっているはずだからです。
多くの人にはゴールが不可欠
これから起業しようと考えている人も、基本的には天才肌タイプじゃないと考えて行動するべきです。
つまり、ゴールや目標を事前に設定して、目指すべき方向を明確にしてから行動し始めるという、逆算思考が必要なタイプということです。
逆算思考のスキルを身につけて正しく実践すれば、天才肌タイプの人を上回る成果を出すことも可能になります。
ゴールをもとに行動を決める逆算思考とは
では、具体的に逆算思考というのはどんな考え方なのでしょうか?
逆算思考の基本的なルールはシンプルで、事前に決めたゴールや目標をもとに、それを達成するために必要な行動やステップを考えていくことにあります。
たとえば、あなたがどこか旅行に行きたいと考えたとき、最初に目的地を決めますよね?
仮に沖縄に行こうと考えたとしたら、その沖縄という目的地をもとに飛行機のチケットを取ったり、ホテルの予約を入れたりするはず。
これがまさに逆算思考の考え方で、最終的なゴールや目標から逆算して、今やるべき具体的な行動を決めるのがポイントです。
モチベーションを維持しやすいのがメリット
逆算思考を実践することによって、常に自分にとってのゴール・目標を意識しておけるというメリットが生まれます。
特に自分を律する力が弱くて、モチベーションが湧かずに悩むことが多いなら、逆算思考はきっとあなたにとって強力な味方になってくれるでしょう。
最短最速で成功するなら、逆算思考しかない
逆算思考を実践してゴール・目標から日々の行動を逆算するということは、そのゴール・目標を達成するための最短ルートを考えるということになります。
天才肌タイプの積み上げ思考が、あちこちで右往左往しながらも時速100kmで目的地を目指すのに対して、逆算思考は時速50kmで目的地までの最短ルートを目指すようなイメージです。
正しい方法で逆算思考を行うことができれば、日々の目標設定にムダが一切なくなり、最短最速で結果を出せる起業家になることが可能なのです。
逆算思考で日々の目標を立てるためのコツ
そんな逆算思考を実践して結果をすためには、実はいくつか注意しておきたいポイントがあります。
逆算思考のポイントは2つ
- ひとつひとつのハードルを小さくする
- 期限を設定する
この2つのポイントを押さえることによって、逆算思考のテクニックをより効果的に使いこなせるようになるはずです。
それぞれ解説していきます。
①ひとつひとつのハードルを小さくする
1つ目のコツとしは、「ひとつひとつのハードルを小さくする」ということです。
たとえば、「半年で10kgのダイエットをしよう」という目標を立てたとしましょう。
その目標から逆算して、「3ヶ月後までに5kg落とす」「1ヶ月後までに3kg落とす」「そのために今週やるべきことは?」という小さな目標を設定。
最終的には、「今日やるべきことは?」と具体的な行動に落とし込んでいくわけです。
ここで大切なのは、できるだけ小さなハードルを設定すること。
具体的には「この5分でやるべきことは?」と考えて、たった5分でもできることを設定すべきなのです。
「今日は甘いものを控えよう」という目標よりも、「この5分間は何も口にしない」という目標のほうが、ずっと達成できる可能性が高まるでしょう。
②期限を設定する
逆算思考のもう1つのコツとして、必ず期限を設定するということがあげられます。
単純に「10kgのダイエットをしよう」と考えて逆算思考を始めるのではなく、「半年後までに」という明確な期限を設定するのです。
こうすることによって、締め切り効果で高いモチベーションが生み出されるため、行動できるエネルギーが量産されるんですね。
まずは売り上げ目標を逆算思考してみよう
続いて、具体的に逆算思考を実践するためのワークに取り組んでみましょう。
私たちが起業するにあたって逆算思考で考えておきたいのは、
「最終的な月の売り上げ目標はいくらなのか?」
という点です。
まずは目標となる月収を決定して、そこから逆算思考で日々の行動を設定しましょう。
ステップ1:月いくら稼ぎたいのか?
多くの人にとって難易度がちょうどよくてゴールもわかりやすいのが
「月収100万円を目指す」
というものでしょう。
月収100万円は年収にすると1200万円。
これを起業する目標として設定するケースをもとに、逆算思考していきましょう。
ステップ2:何個商品を売ればいいのか?
具体的にどんなことを考えればいいのかといえば、
「その売り上げを達成するために、単価いくらの商品を、何個売ればいいのか?」
という点です。
たとえばあなたの商品を10万円という価格に設定するなら、売るべき個数は10個ですね。
一方で30万円という単価なら、個数は3〜4個となります。
ステップ3:何人お客さんを集めればいいのか?
10万円の商品なら10個、30万円の商品なら3〜4個販売するために、どれだけのお客さんの人数が必要なのかを考えましょう。
たとえば、あなたの見込みのお客さんが100人いたとして、100人全員が商品を買ってくれるわけではありません。
単価30万円の高額商品であれば、3〜4%の確率で売れるのが平均です。
ということは、100人のお客さんを集めれば商品が3〜4個売れて、月収100万円を達成できるというわけです。
次は「100人のお客さんを集めるにはどうしたらいいか?」と逆算思考を進めてみてください。
このようにして、逆算思考を使って考える癖をつけることで、最速で結果を出せる人物になるはずです。
おわりに
今回は最短最速で結果を出すための「逆算思考」という考え方を紹介しました。
ここで紹介したワークをもとに逆算思考を体験して、あなたの起業にもぜひ役立ててくださいね!!