資金ゼロで起業する!独立するなら知っておきたいお金の話

「起業を考えているけど、何から始めたらいいかわからない…」そんな悩みはありませんか?

最近では会社員を辞めて独立・起業しようと考える人が増加していますが、起業するときに具体的にどんなことをしたらいいのか、イメージできていない人も多いようです。

そこで今回は、これから起業を考えている人向けに「お金」をテーマにした起業の基本について紹介していきます。

目次

起業=会社をつくるだけじゃない!

起業という言葉からするとなんとなく「会社を立ち上げて立派なオフィスを借りて、社員も雇って…」というイメージを持たれがちですが、実際には会社を作らなくても起業は可能です。

むしろ世の中の起業家の間では、いきなり会社を立ち上げるという人は少数派。

まずは「フリーランス」「個人事業主」として起業して、ビジネスを始める人のほうが一般的です。

フリーランスや個人事業主も立派な起業

仮に株式会社を設立しようとすると、どんな業種であっても最低30万円程度の初期コストがかかります。

会社設立に関連した複雑な書類を作る必要があったり、法務局に足を運んだりと、大きな手間も発生します。

しかし、フリーランスや個人事業主になるには特別な手続きは必要なく、自分が名乗ればすぐに起業できるのが特徴です。

厳密に言えば、最寄りの税務署に「開業届」を提出する必要はありますが、簡単な紙を1枚書いて提出するだけなので、5分もかかりません。

株式会社を設立するのと比べて社会的な信用度は低いですが、面倒な作業なしで今すぐに起業できるのが大きなメリットです。

フリーランスから法人化するのが定番

フリーランスや個人事業主として起業して、売り上げが伸びてもずっと個人のまま続ける…ということも可能ですが、売り上げが増えるとその分だけ税金が多くなってしまいます。

しかし会社を設立すると、同じ売り上げでも税金が安くなる傾向にあります。

そのため、ある程度の売り上げ規模になったフリーランスや個人事業主は、ビジネスの内容はそのままで会社を設立するというパターンが定番です。

これを「法人成り」と呼び、起業家の間では有名な節税テクニックです。

もちろん、社会的な信用度がアップして銀行からお金を借りやすくなったり、取引先から信頼されやすくなるというメリットもあります。

大体年収1,000万円までは個人でビジネスを続けて、1,000万円を超えたら法人成りを検討するのがおすすめですよ。

資金ゼロでも起業できる方法とは?

いきなり会社を設立するのではなく、フリーランスや個人事業主としてビジネスを始める。

こうすることで、資金ゼロで起業することが可能になります。

「起業にはどのくらいの資金が必要なんでしょうか?」

この質問に対する答え「オンラインで起業するなら、ゼロ円でも問題なし」となります。

ただし、例外的に治療院やエステサロンなどの店舗ビジネスを始める場合には、大きな初期費用がかかることを覚えておきましょう。

店舗ビジネスには初期コストが必須

飲食店やアパレルショップなどを展開して店舗ビジネスを始める場合、たとえ会社を設立しなくても大きな初期費用が発生します。

土地・建物・内装・設備・スタッフなどを揃えるとしたら、下手をすれば数千万円の起業資金が必要になるかもしれません。

そうした初期費用を全て自分の貯金、もしくは銀行からの融資でまかなう必要があります。

オンラインビジネスなら、コストゼロでいい

一方で、店舗を構えずにオンラインでビジネスを始めるなら、起業資金は完全にゼロ円で大丈夫です。

コーチ・コンサルタントやプログラマ、WEBデザイナー、動画クリエイターといった仕事も、オンラインで始められて初期費用ゼロでスタートできる職種といえます。

最近話題になっているSNSクリエイターという働き方もそうです。

SNSクリエイターはスマホ1台あれば始められる仕事なので、一切初期費用もかからないと言っていいでしょう。

これらの職業を選べば、起業資金が貯まるのを待つことなく起業にチャレンジできます。

起業するなら最低限これだけ知っておこう

起業とお金は、切っても切り離せない関係にあります。

そもそも起業する人は、お金や時間の自由を求めて始めるという人が大半ですし、お金が稼げていなければビジネスを続けていくことも困難になります。

しかし、お金の使い方や管理方法を身につけている人は少ないでしょう。

もちろんある程度の売り上げになったら税理士さんに丸投げ…でもいいのですが、起業するにあたって、最低限知っておいたほうがいい知識も存在します。

①確定申告と税金

フリーランスや個人事業主としてビジネスを始めると、毎年「確定申告」という作業が必要になります。

確定申告というのは「今年の収入はこれだけありましたよ」ということを税務署に自己申告するもの。

ここで提出する収入額によって、次の年の税金が決まります。

正しくは「所得」の金額によって税金が決まってくるのですが、この所得というのは「売り上げ」から「経費」を引いたものになります。

  • 売り上げ – 経費 = 所得
  • 所得 × 税率 = 税金

ということは、売り上げが大きくなっても経費を多めに使えば、所得を少なくして支払う税金を減らせる…ということでもあります。

これがいわゆる「節税」ですね。

節税の知識を持っているかどうかで支払う税金が大きく変わり、手元に残る現金も変わってくるので、ぜひ押さえておきたいところです。

②資金管理と会計

もう一つはもっと基本的なことで、出ていくお金と入ってくるお金の管理についてです。

私たち個人の家計も同じですが、収入と支出のバランスを考えないといつまでも貯金ができませんし、ときには赤字になってしまうことだってあります。

なかなか貯金ができなかった人でも、家計簿をつけることによってお金の流れを改善できる…という話があるように、ビジネスでの資金繰りもまずは記録することが大事です。

最近では高性能なクラウド会計ソフトもあるので、活用してみましょう。

SNSクリエイターとして独立を目指そう

「起業するとお金のことがいろいろめんどくさいんだな…」そんな印象を受けたかもしれません。

確かに、店舗ビジネスのようにさまざまな取引が発生する仕事だと、毎日のお金の記録が大変になってきます。

しかしオンラインビジネスの場合は、そもそもお金の流れがシンプルなので、それほど苦労することはありません。

特にスマホ1台で始められるSNSクリエイターなら、お金の管理という意味でも大きなメリットがあるのです。

売り上げ=ほぼ利益だから、経理もカンタン

SNSクリエイターの仕事では、基本的に売り上げがそのまま利益になり、所得となります。

クライアントのSNS運用を任せてもらい報酬として30万円を受け取ったら、その30万円が売り上げであり、利益であり、所得になるということです。

なぜならSNSクリエイターの仕事では、経費がほとんど存在しないから。

「今年は月30万円、年間360万円稼ぎました」と書類に書くだけで確定申告が終わりになるので、経理がめちゃくちゃカンタンになるんですね。

お金について余計なことを考えずにビジネスに集中したいなら、SNSクリエイターという働き方を選ぶのもおすすめですよ。

おわりに

起業とお金についての話は、少し難しくて面倒ですが、必ず押さえておかないといけません。

まずはごく基本的なところからでOKなので、少しずつ勉強してみましょう!

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