成功する人と失敗する人の違いは「質問力」にある
「ビジネスを始めるなら、失敗せずに最短最速で成功したい」
そう考えるのは、人間なら誰でも一緒です。
しかし、ビジネスの正解ばかりを追い求める人は成功することはできません。
今回はビジネスで成功するために必要な「質問力」について解説していきます。
稼げる人とそうでない人は、どこが違うのか?
私たちはこれまでに何千人ものフリーランスや個人起業家と接してきました。
その経験から言えるのは、ビジネスで成功する人と失敗する人には、明確な違いがあるということです。
今回取り上げていくテーマ「質問力」もその1つです。
ノウハウの有無は大きな差にならない
ビジネスで成功するために必要なものと言えば、多くの人が「稼げるノウハウ」をあげると思います。
しかし、ノウハウの差というのはビジネスでは大きな違いにはなりません。
なぜなら、どれだけ稼げるノウハウを知っていたとしても、それを実行できなければ何の意味もないからです。
成功するための要素として、ノウハウが占めているのはせいぜい3割ほど。
残りの7割は、そのノウハウを実行に移して行動し続けるための「マインド」が占めているのです。
決定的な差は「やるかやらないか」
成功者とそうでない人の一番の差は、行動するかどうかにあります。
新しいノウハウに出会ったら、それを自分のビジネスにも応用してその日のうちに実践してみる。
そうした行動力の高い人こそ、成功する可能性が高い人と言えます。
しかし多くの人はノウハウを知っただけで終わってしまうのが大半です。
「また後でやろう」
「今度実践してみよう」
と後回しに考えます。
行動するタイミングに大きな遅れがあるため、成功できるかどうかに違いが生まれるのも当然なんですね。
ビジネスで失敗する人の質問には共通点がある
今回の本題に入っていきましょう。
ビジネスで稼げる人と稼げない人とでは、「質問力」にも大きな違いがみられます。
稼げる人は、相手の意見や体験を質問しようとします。
一方で稼げない人は、1から100まで全部知ろうとする・ビジネスの正解を聞こうとするという特徴があるのです。
稼げない人はゼロから全部聞こうとするのが特徴
たとえば、こんな質問を目にすることはないでしょうか?
「物販ビジネスがうまくいかないんですが、どうしたらいいですか?」
こういう質問をする背景にあるのは、「成功するための唯一絶対の答えを知りたい」という心理。
つまり、ムダな努力をして時間やお金を損したくないという考えですね。
人間心理として損失を回避したいと考えるのは、ある意味当然のことです。
しかし、ぼやっとした質問にはぼやっとした回答しか返ってきません。
質問された人からしてみれば、
「とりあえず今の10倍行動したら?」
のように、答えるほかありません。
「相手の大事な時間を奪う」という認識を持てていますか?
そもそも相手に質問するということは、相手の貴重な時間を奪っていることでもあります。
あなたが貴重な時間を使って質問を考えているのと同じように、相手も貴重な時間を使って回答を考えてくれているといえます。
このように相手の立場になって考えるというのは、ビジネスでは絶対に必要になるスキルです。
自分一人の視点ではなく、クライアントの視点をもとに考えることができなければ、いつまでも商品が売れるようにはなりません。
ビジネスで成功する人の質問とは?
では、ビジネスで成功している人はどんな内容で質問をしているのでしょうか?
具体例としては、以下のようなものがあります。
「私は今物販ビジネスをやっていて、〜〜という状況にあるのですが、もしあなたが私の立場だったらどういう行動を取りますか?」
稼げない人の質問の仕方とと大きく違う点は、すぐに正解を知ろうとするのではなく、あくまでも相手の意見を尋ねようとする姿勢です。
正解ではなく意見を聞くのが特徴
ビジネスでは「こうすればきっとうまくいく」という成功法則はありますが、100%確実に成功できる正解というのは存在しません。
これは世の中の多くの場面でも言えることですよね。
学校の勉強や資格試験でもない限り、唯一の答えがある問題なんて世界に存在しません。
自分のビジネスにも絶対的な正解はないという前提を持てていると、自然と相手の意見を尋ねる質問になるはずなのです。
「まずはやってみる」
そして、成功する人の質問の大きな特徴として「すでにやっている」という点もポイントです。
多くの人はいきなり始めて失敗するのを恐れる気持ちから、実際に始める前に質問して安心感を得ようとします。
しかし成功する人は、すでにそのハードルはクリアしていることがほとんど。
「実際にやってみたけど壁にぶつかった。だからアドバイスを求めてみよう」
という考え方をしています。
ここでもやはり、行動力の高さが成功に結びついていることがわかります。
「今すぐやる」というマインドが身についていると、質問力も高まってビジネスを有利に進めていくことができます。
失敗したくないなら、ビジネスには向いていない
「せっかく時間とお金を投資するんだから、失敗したくない」
そう考えるのは、人間なら自然なことです。
しかしビジネスにおいては、100%失敗せずに成功している人なんて存在しません。
すでに成功している人たちも、大小さまざまな失敗を経験しています。
失敗の経験をバネにして営業手法を変えたり、集客のやり方を工夫したりすることによって、大きな成果を得ているわけですね。
「絶対に失敗するわけにはいかない!」
と考えている人は、そもそもビジネスの世界には向いていません。
「どれだけ失敗してもいいから、結果を出そう!」
成功者の頭の中には、こうしたマインドが染み付いているのです。
完璧主義から抜け出す人が成功できる!
失敗を恐れる人というのは、完璧主義の考え方に縛られてしまっているケースが多いように思います。
完璧主義でいる人にとっては、ビジネスでも1から100まで完璧にやらないと気がすまないと考えるかもしれません。
ですが、完璧主義はビジネスにおいては百害あって一利なしです。
完璧なビジネスを目指してひたすら頭の中でアイデアを練っていたとしても、実際に集客して商品を売らなければ、1円の売り上げにもならないからです。
この業界では、アイデアには1円の価値もありません。
頭の中のアイデアを具現化して、実際の行動に移していくことに価値があるのです。
「まずやってみる」のマインドを持とう
今回の記事を通じて私が言いたいことはシンプルです。
「まずやってみよう」
それだけです。
もちろん行動することは誰にだって苦痛を伴うものですし、できることなら一生「現状維持」して暮らしていきたいと考えるのが自然です。
これがまさに稼げない人のマインドセット。
稼げる人のマインドセットを身につけたいなら、
「今すぐやってみる」
「やってみてから考える」
という思考を徹底していきましょう。
おわりに
今回は成功する人とそうでない人の違いとして「質問力」をテーマにお伝えしてきました。
質問力の違いも、実は行動するかどうかという違いに集約されます。
あなたも今すぐ行動して、結果を出せる人を目指していきましょう。